BPO活用で経理部門の業務改善を実現

BPO活用で経理部門の業務改善を実現

今回は経理部門におけるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)活用をテーマに、サービス導入の流れや注意点、おすすめのソリューションなどをご紹介します。

経理部門におけるBPO活用

BPOとは、自社の業務の一部を、専門性を持つ外部の事業者に継続的に委託すること。

BPOの活用によって以下のような効果が見込まれることから、専門性の高い業務を担う経理部門において、業務改善の有効な手段の一つになると考えられます。

● 経理・決算業務にまつわる知識や経験が豊富なプロフェッショナルに任せることで、業務の品質や効率、スピードが向上する
● 委託費用はかかるものの、社内の人件費や採用・育成コストが削減できるため、結果としてコスト削減に繋がり得る
● 委託に際して業務プロセスを可視化して見直しや標準化を行うことが、属人化の解消、引いては業務効率の改善やガバナンス強化に繋がる

経理BPOサービス導入の流れ

経理BPOサービスを導入するにあたっては、以下のような流れで進めるのがおすすめです。

1. 課題の整理
2. 要件定義
3. 経理BPOサービスの選定
4. 運用開始

1. 課題の整理

まずは現状の業務プロセスを洗い出して課題を整理し、BPOサービスの導入目的を明確にします。

2. 要件定義

整理した課題と導入目的をふまえ、外部事業者に委託する業務の範囲や予算、体制などの要件をまとめます。
委託する業務範囲の考え方の一例を以下にご紹介します。

【BPO対象業務の考え方の例】
1. 毎回同じ作業や操作を繰り返す業務か。曖昧な判断基準はないか。
2. 業務のマニュアル化が可能か。
3. 現物(手形や小切手、印鑑など)を扱わない業務か。
4. 自社判断は不要か。
→上記4つすべて YES の業務は、優先度が高いとみなしBPO化する。

「4. 自社判断が不要である」のみ NO の場合は、実作業部分をBPO化し、判断が必要な部分にのみ自社が関わるハイブリッド運用とする。

1.2.3のいずれか一つでも NO の項目がある場合は、現段階ではBPOに適さない、もしくは優先度が低いとみなし自社で運用する。

3. 経理BPOサービスの選定

まとめた要件をもとに、サービスや事業者の選定を行います。選定にあたっては、以下のような点を考慮しておくのがおすすめです。

● 自社の業務や課題に合わせたサポートが受けられるか
● スタッフのスキルや経験値は十分か
● 円滑なコミュニケーションがとれるか
● 契約時間外の対応や監査対応など、柔軟なサポートが望めるか
● デジタル技術を活用した効率的なサポートが受けられるか

4. 運用開始

実際の運用を開始します。外部に委託することで業務がブラックボックス化してしまわないよう、タスクの進捗を可視化し共有しながら運用を進めることが大切です。

NTTデータ・スマートソーシングの経理BPOサービス

NTTデータ・スマートソーシングは、「高い専門性を持つ人材 × デジタル技術」を強みとする経理・財務業務BPOサービスをご提供しています。

日商簿記やFP技能士などの有効資格と豊富な経理業務経験を持ち、さらに専門教育によってスキルを磨いたプロフェッショナル人材が多数在籍し、お客様の業務をサポートします。

運用においては、経理・決算業務に特化した業務変革プラットフォーム『BlackLine』や経費・請求書・出張管理クラウドシステム『SAP Concur』など、デジタルソリューションを活用。多様な機能を活かして各種業務を効率的に進めるのはもちろん、『BlackLine』の豊富なタスク管理機能によって、スムーズなタスクリレーとマネジメントが叶う体制を構築いたします。

【『BlackLine』について、詳しくはこちら
【『SAP Concur』について、詳しくはこちら

お客様の業務や課題に合わせたサポート内容・体制をご提案し、お電話を介したコミュニケーション、監査や決算期のご対応強化などのご要望にもお応えしております。人材不足や業務効率などに課題をお持ちのお客様は、ぜひNTTデータ・スマートソーシングにご相談ください。

まとめ

経理部門における業務品質や効率、属人化、ガバナンスなどに課題をお持ちでしたら、業務の一部を外部事業者に継続的に委託するBPOを活用してみてはいかがでしょうか。

NTTデータ・スマートソーシングでは、経理・決算業務に特化した業務変革プラットフォーム『BlackLine』の導入支援から、『BlackLine』を活用した経理・財務業務BPOサービスまで、一貫したサポートをご提供しております。

【お問い合わせはこちら

関連記事

人気記事